同じ成分を含むのに名前が違う薬

プロスカーの有効成分はプロペシアと同じフィナステリドで、二つともアメリカのメルク社という製薬会社で製薬された薬です。つまり、二つの薬は同じ成分を含むのに名前が違う薬なのです。しかも、ジェネリックではありません。これはどういうことなのかというと、
それぞれの用途が違うために有効成分の含有量が違っていて、用途別の名前になっているということです。もともと、プロスカーは前立腺肥大治療薬として製薬された薬でした。前立腺肥大の治療薬としては有効成分であるフィナステリドを1錠中5mg含有することが必要でしたので、1錠のプロスカーにはフィナステリドが5mg含有しているのですが、プロスカー発売後に副作用として増毛が報告されたことから、AGA専用の治療薬としてフィナステリドを1錠中に1mg含有するプロペシアが製薬されました。AGAの治療薬としては5mgは過剰摂取だということです。ところで、プロスカーには有効成分フィナステリドがプロペシアの5倍含有されていますが、価格も5倍になるのかというとそうではありません。プロスカーをピルカッターで5分割して有効成分がプロペシアと同じになるようにして飲むと、計算上は1錠当たりの価格が半値以下ということになります。つまり、ジェネリックではないのに有効成分が同じ薬をとてもリーズナブルに買うことができるということになるのです。こうしたことから、プロスカーはジェネリック医薬品に対して抵抗感のある方や先発医薬品は高すぎると考えている方々のベストアンサーとなっているのです。フィナステリド1mgを3年間服用することで78%の方が薄毛の改善を実感しているという調査結果もありますから、リーズナブルに継続することが大切だということがわかります。